アイリッシュ2005-2019 13年

¥19,800

税込:19800円、送料:無料。

今回のリリースは、北アイルランド地方にある、アイリッシュウイスキーと言ったら避けては通れない代表的蒸留所 B のモルト原酒です。この原酒は 2005 年の蒸留、1st fill バーボン樽で熟成、2019 年に別メーカーへの販売が決まったことで樽から払い出されたものの、ほどなく感染症による世界規模の混乱が発生。休業や取引の中止を余儀なくされるケースも珍しくない中で、この原酒もまた乾杯会のもう一つのリリース同様か、タンクの中で保管されたままとなっていました。

原酒の特徴としては、ややドライで華やか、そしてフルーティー。アイリッシュウイスキーらしいケミカルな個性と、バーボン樽由来の黄色系のフルーティーさが織りなす華やかな味わい。加水であればアイリッシュらしい軽やかな風味となる酒質は、カスクストレングスで膨らみとボリュームがあり、スパイシーなアクセントと合わさって飲み飽きない 1 本に仕上がっています。

また、約 5 年間のタンク保管は、ウイスキーにおける瓶内変化と同等の影響を原酒にもたらしたと考えられ、樽感が適度なところで抑えられている一方で、通常の 12 年前後熟成カスクストレングスのウイスキーより奥行きとまとまりを感じる点も特徴と言えます。

ラベルには原酒の個性から想起されたとして作品として、選定者のアイディアにより伊藤若冲作の代表作、動植綵絵・群鶏図をラベルに用いています。群鶏図の特徴は、トサカの赤や羽の色合いから一見すると鶏の絵であることは伝わるものの、13羽の鶏が重なるように描かれていることで、どの羽がどの鶏のものかわからない、というミステリアスな点が特徴の一つとして語られています。

本ウイスキーもまた、13 年熟成で払い出されたことで樽感よりも酒質の個性を主とする構成で、アイリッシュらしさはわかりやすい構成となっていますが、上述の経年により酒質由来の風味と樽由来の風味の分離感が少なく、余韻にかけての一体感に繋がる点が群鶏図との共通点であると言えます

13 羽のミステリアスな群鶏と、13 年熟成のミステリアスなアイリッシュウイスキー。人気のフルーティーな個性に留まらない、謎めいた共通要素の共演を是非お楽しみください。

在庫切れ

カテゴリー:

説明

SINGLE MALT IRISH WHISKEY
Distilled in Northern Ireland
[2005-2019-2024] 13yo
Matured in 1st fill Borubon Barrel
for KANPAIKAI
1 of 120 Bottles
700ml  56.9%

 

テイスティングコメント
香り:ドライでハイトーンなトップノート。バーボンオーク由来のバニラや黄色系果実のドライフルーツ、華やかなアロマの中に微かにフェンネルシードのようなスパイス香、リンゴを思わせる甘さも伴う。

味:クリアで軽やかな麦芽風味と華やかなオークフレーバーが、ハイプルーフらしくしっかりと広がる。徐々にアイリッシュらしいケミカル系のフルーティーさと個性が感じられ、余韻はスパイシーでバニラや黄色系果実を伴い長く続く。

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