説明
テスティングコメントBy くりりんさん
香り:香り立ちは湿った木材と土の香り。微かに赤い果実のアクセント。
時間経過でワインオークの酸味とカカオパウダーのかかったガナッシュやアーモンドナッツ、徐々にアイリッシュフルーツを伴う。
味:スムーズな口当たり、序盤はねっとりとしてウッディな、やや没個性的な印象を受けるものの、徐々に林檎のカラメル煮や紅茶のニュアンス、品のいい甘さと果実味。
余韻は茶葉の出涸らしを思わせる苦味が感じられた後、アイリッシュらしいフルーティーさが飲むほどに蓄積されて芽吹いていく。
まるで腐葉土を踏み締め、緑の木々が生い茂る暗い森の中に入ったような、湿度の高さとウッディな要素が第一印象にあるウイスキー。フィニッシュに用いられた樽由来か、ともすれば1口目は中長期熟成のブッシュミルズに期待する要素があまり感じられないが、森の出口が近づき陽光が差し込むように、飲むほどにフルーティーさが蓄積していき、最後は複雑で熟成感のある立派なフルーティーアイリッシュとしか感じられなくなる。なんとも不思議な1樽である。
ボトルを保有して成長を見守るか、あるいは1ショットをじっくり向き合って頂きたい1本。





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