ブルックラディ(ポートシャーロット)2001-2024 22年

¥70,300

税込:69300円、送料:全国均一1000円。

ブルックラディのヘビーピーテッド仕様として知られ、愛好家からの人気も高いポートシャーロット。
この度、The Lucky Choiceとのセレクトで、ポートシャーロットの言わば創業年とも言える2001年蒸留の、現時点で最長熟成となる特別なリリースをリリースいたします。

ポートシャーロットは、アイラ島にあった村の名前であり、そこで操業していた蒸留所がロッホインダールで…という蘊蓄はさておき。
端的に言えば、ブルックラディ蒸留所の背の高いポットスチルで作られるエレガントな酒質に、ヘビーピートを合わせると…というコンセプトで作られたシングルモルトです。

フェノール値は40〜50PPM程度。仕込みの際はアイラ島のピートではなく、スコットランド本土のピートを使用しており、スモーキーフレーバーがアイラ島の多くの蒸留所に見られるそれとは系統の異なる薬品香や、野焼きや焚き木のようなスモーキーさとして感じられる特徴があります。
そのため、オフィシャルの通常リリースではワイン樽熟成の原酒が使われているなどもあり、バーベキューソースのような味わいと表現されることもしばしば。一方で熟成環境がアイラ島内であるためか、ほのかな塩気を伴うのも特徴であり、これらの組み合わせがアイラ島の蒸留所としては唯一無二とも言える個性に繋がっていると言えます。

ポートシャーロットについては、ベースとなるブルックラディ蒸留所の酒質が決してボディの強いものではないため、短期熟成品はともかくとして、20年を超える熟成は厳しいのでは・・・?という評価もあります。
しかし今回のカスクはHogshead表記ですが、実際はアメリカンオークのリフィルシェリーホグスヘッドと思しき構成。過剰な樽感が出ず、じっくりと熟成が行われたことで、樽が酒質を圧殺せず、樽、酒質、ピート、それぞれのフレーバーが溶け込んで、まさにエレガントでスモーキー、複雑な味わいに仕上がっています。

熟成のピークとはこういうことか。
若いうちははつらつとして、樽感の混ざりきらないチグハグなところもあったポートシャーロットの美しくも力強く成長した姿を是非お楽しみください。

残り在庫5個

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説明

ブルックラディ(ポートシャーロット) 22年 2001-2024
Hogshead 51.7% for Kanpaikai & The Lucky Choice

 

テスティングコメント

香り:シェリー樽由来のレーズンやイチジクを思わせる果実香、微かに熟したバナナやチョコビスケットの甘さとほろ苦さ。熟成によって角が取れ、酒質や樽香に溶け込むピートスモーク、オキシドールがじわじわと香り立ち、焚き木でいぶしたようなスモーキーさとワイニーな甘いアロマが、まさにバーベキューソースのようでもある。

味:口当たりはスムーズだが、ボディはパワフルでしっかりとしている。シェリー樽由来の色濃い甘さに出汁感のある風味、徐々にビターなウッディネス。余韻は長く、まさにスモークチップを口内で炊いたかのように柔らかく持続するスモーキーさ、ピートフレーバーと微かな塩気が舌の上に残る。

使われたシェリーホグスヘッド樽由来だろう、華やかでエレガントな熟成香が感じられたかと思えば、すぐにピート香や薬品香が優位になってくる。まさに、ブルックラディがポートシャーロットに掲げたコンセプト「エレガントでスモーキー」を純粋に体現したと言えるリリースとなっている。

BY くりりんさん

くりりんのウイスキー置場 (blog.jp)

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