説明
クロナキルティ蒸留所の熟成庫は、アイルランド南部の大西洋沿いの高台にあります。
熟成庫の周囲には蒸留にも用いられる大麦畑が、眼前に広がる大海原には蒸留所のシンボルでもあるクジラが悠然と泳ぎ、日々強い潮風が吹き付ける。
クロナキルティ蒸留所では、原酒を様々な樽に詰め、この熟成庫で熟成させることで個性と魅力あふれるリリースを生み出してきたところ。
ある時、調達した樽の中に、ピーティーなスコッチウイスキーを熟成した後の樽が複数ありました。
クロナキルティではピートを用いた製品を作っていないため、ピート香の染み付いた樽の内側を削って熟成に用いたのですが、1樽だけ処理が十分ではなかったのか、熟成後の原酒にピートフレーバーが移ってしまいました。
2024年、とあるメーカーから依頼を受けた「くりりん氏」が、カスクサンプルの官能評価を行います。
そこには偶然、上述のピーティーな原酒が…その時の氏の驚きは想像に難しくありません。
クロナキルティなのにピーティーなのですから。しかし純粋に味わいだけ見れば、アイリッシュウイスキーの柔らかい麦芽や穀物の甘さに、柑橘を思わせるフルーティーさとスモーキーフレーバーが加わって、美味な原酒へと成長していたのです。
この偶然の一樽を、ぜひ愛好家に届けたい。その想いに蒸留所が応え、「静谷和典氏」の賛同の下、同氏が美術作家の「久木田大地氏」と立ち上げた、酒類ブランド“本来、用いられることがなかった原酒は、Serendipity Cask The Plinius ”の1作とすることを決定。
としてリリースされる運びとなりました。これは数多の偶然が重なって生まれたただ一つ、特別な一樽…
アイリッシュシングルモルト原酒にグレーン原酒をブレンド。
2021年からピーテッドカスクの再生樽で再貯蔵。




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